ドイツの銀行協会:EBAのストレステストでソブリン債危機は悪化へ

欧州の政策当局者らが域内金融 機関の資本増強を推進する中で欧州銀行監督機構(EBA)が新たな ストレステスト(健全性審査)を実施すれば、ソブリン債危機を悪化 させるリスクがあるとドイツの銀行協会が指摘した。

ドイツの5つの銀行協会はショイブレ独財務相に宛てた書簡で、 EBAが現在の金融機関の体力を審査するため、将来導入される銀行 資本規制「バーゼル3」に基づいたより厳しい資本の定義を使用する ことを阻止すべきだと主張した。ブルームバーグ・ニュースが入手し た12日付の同書簡は、ドイツ連銀総裁とドイツ連邦金融監督庁(Ba Fin)にも送付された。

同書簡は「欧州銀行セクターの弱さを装うために、人為的に厳し くされた資本の定義を使用することは、金融市場の安定化を図る上で 利益にならない」と指摘し、「危機の悪化を実現させるような予言は 作り出されるべきではない」と訴えた。

事情に詳しい関係者が12日明らかにしたところによると、欧州連 合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバローゾ委員長による銀行 支援計画の一環として、金融機関は狭義の中核的自己資本(コアTi er1)比率を最高9%とすることを義務付けられる可能性があると いう。

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