ウォール街の金融機関、CMBSの組成で提携協議-関係者

ウォール街の金融機関は今年蓄積 した最大15億ドル(約1200億円)相当の不動産ローンの証券化につ いて協議している。

事情に詳しい複数の関係者によると、シティグループとドイツ銀 行、グッゲンハイム・セキュリティーズ、UBSなどの金融機関は10 -12月(第4四半期)に商業用不動産ローン担保証券(CMBS)を 発行する方向で話し合いを行っている。これらの金融機関は年越し前 にバランスシートを整理して保有債権の値下がりリスクを回避したい 意向という。

欧州の債務危機を受けてクレジット市場は7月以降混乱が続いて おり、ショッピングモールや高層ビル、ホテルなどの商業用不動産関 連のCMBSの価値も動揺している。クレディ・スイス・グルー プはCMBS部門を閉鎖する方針だと伝えられており、他の金融機関 は証券化用のローンが不足し、1件の証券化のためにウォール街全体 に広く網を張る必要に迫られている。

アマースト・セキュリティーズ・グループの債券ストラテジスト、 ダレル・ウィーラー氏は「共同で取引をまとめることで、金融機関は 帳簿上にローンが存在する期間を短縮できる。それによって証券化 よりも前に相場急落に見舞われるリスクを減らせる」と指摘した。

ドイツ銀行とUBS、シティの広報担当者はコメントを控えてい る。グッゲンハイムの広報担当に電話でコメントを求めたが、現時点 で返答はない。

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