欧州株:反落、中国の輸出減速嫌気-ECBがリスク指摘で銀行株安い

13日の欧州株式相場は反落。 ストックス欧州600指数は前日付けた2カ月ぶり高値から下落した。 中国の輸出減速が材料視されたほか、欧州中央銀行(ECB)がギリ シャ債保有者に損失負担拡大を強いればユーロ圏の金融安定にリスク だと指摘し、銀行株の下げが目立った。

小売り世界2位のフランスのカルフールが大幅安。今年最大で 20%の減益を見込んでいることを明らかにした。7-9月(第3四 半期)売上高が市場予想に届かなかったスイスの製薬会社ロシュ・ホ ールディングは4.5%下落。一方、フランスの通信機器メーカー、 アルカテル・ルーセントは値上がり。同社が法人コールセンター事業 を売却するとの報道が好感された。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%安の236.53。前日は

1.7%高で終了し、同日までの6営業日でのパフォーマンスとしては 2009年1月以来の最高を記録した。ギリシャに始まったソブリン債 危機がイタリアやスペインに広がるとの懸念で、今年2月17日に付 けた年初来高値は19%下回っている。

ノルデア銀行のシニアストラテジスト、ヘンリク・ドゥルセビ エリ氏(コペンハーゲン在勤)は「ユーロ圏の問題が解決されると結 論付けるには時期尚早だ」と述べ、「欧州の政治家が一気に問題を片 付けると約束したのはこれが初めてではない」と付け加えた。

ECBはこの日公表した月報で、ユーロ圏の財政難国の救済で投 資家に強制的に損失を負わせる形の民間部門関与(PSI)は金融安 定へのリスクとなり、銀行業界に「直接的な悪影響」を及ぼすと指摘。 これを受けて銀行株は下げ足を速めた。イタリア最大のウニクレディ トは12%値下がりし、09年3月以来の大幅安。ドイツ2位のコメル ツ銀行は4.8%下げ1.76ユーロ。

中国で発表された9月の輸出は前年同月比17.1%増と、2月以 来の低い伸びだった。

この日の西欧市場では、18カ国中16カ国で主要株価指数が下 落。カルフールは5.9%安の16.85ユーロ。ロシュの終値は

140.90スイス・フラン。アルカテルは5.3%上昇し2.18ユーロで 取引を終えた。

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