JPモルガン投資銀:7-9月は人員も報酬も減少-人員削減を継続へ

米銀JPモルガン・チェース の投資銀行部門では、7-9月(第3四半期)に人員が4%近く減少 し、報酬に振り向けられる資金も28%減った。欧州債務危機の影響 で同部門はスリム化を進める。

投資銀行部門の従業員数は9月末に2万6615人と、6月末から 1101人減少した。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO) は決算発表後に、引き続き人員を減らしていく方針を明らかにした。

同CEOは、従業員の解雇は計画していないものの「われわれは 常に節約に努める」として、コスト削減を迫られる時は人員数が減る ものだと語った。「あちこちで少しずつ削ることで向こう1年半の間 に」さらに約1000人、「あるいはもう少し多く」人を減らす意向だ という。

投資銀行部門のジェス・ステーリー最高経営責任者(CEO)は 先月、欧州債務危機などによる市場の不安定化で7-9月期の収入が 減少する見込みだと明らかにしていた。同行はこの日、年末まで同様 の市場環境が続くとの見通しを示した。

投資銀行の第3四半期利益は16億4000万ドルと、前四半期の 20億6000万ドルから減少した。同行が13日、ウェブサイトに資 料を掲載した。部門収入は4-6月(第2四半期)から13%減少し、 63億7000万ドルだった。

1-9月での報酬積立額は77億1000万ドル。同期間の部門収 入は前年同期から10%増えたものの、報酬は同2%減となる。

給与・賞与・手当てを合わせた報酬の準備金は投資銀行部門従業 員2万6615人の1人当たりでは28万9611ドル(約2230万円) となる。前年同期の準備金は78億8000万ドルで、トレーダーや企 業に助言するバンカーなどの従業員2万6373人に対して1人当たり 29万8866ドルだった。

7-9月の額は18億5000万ドル。4-6月は25億6000万 ドルだった。従業員1人当たりはそれぞれ6万9510ドルと9万 2510ドル。

今年1-9月の報酬積立金は部門収入の35%で、前年同期の 37%を下回っている。昨年の数字は英国のボーナス税を除いて算出。

9月末の全行の行員数は6月末から3%増え25万6663人にな っている。

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