JPモルガン:7-9月は減益、投資銀行とトレーディング不調

米銀2位のJPモルガン・チ ェースの7-9月(第3四半期)決算は、自社債務の評価替えに伴う 19億ドルの会計上の利益を除くと約33%の減益となった。投資銀行 とトレーディングが低迷した。

1株当たり29セントの会計上の利益を除いたベースでは、第3 四半期利益は約31億ドル(約2830億円、1株当たり73セント) となる。前年同期の同じベースでの利益は47億1000万ドルだった。

この日の同行の発表によれば、純利益は42億6000万ドル(1 株当たり1.02ドル)。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリ スト30人の調整後1株当たり利益予想は平均で92セントだった。

投資銀行事業の収入は前期比で13%減少した。ギリシャがデフ ォルト(債務不履行)に陥るとの懸念や米国での債務上限問題で、市 場が不安定となったことが響いた。同行は投資銀行部門をめぐる市場 環境では年末まで同様の状態が続くとの見通しを示した。

一方、リテール(小口金融)事業は堅調。住宅ローン関連の手数 料収入などは前期から25%増え、クレジットカード事業の収入も 7%増えた。

発表資料によると、ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CE O)は会計上の利益は「営業業績と関連がない」と指摘。報道関係者 との電話会議では、会計上の変動が税引き後の業績に与えた影響は利 益全体のほぼ60%に相当したと述べた。

第3四半期の収入は前年同期に比べ0.2%減の238億ドル。債 券と株式市場関連の収入は47億5000万ドル(前年同期は43億ド ル)。

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