亜鉛の弱気相場は終了か-中国の鉄鋼需要、供給過剰分を吸収との見方

亜鉛の弱気相場が終了するとの 見方が広がっている。鉄鋼メーカーの需要が過去最高水準に達し在庫が 取り崩される一方、価格下落で生産が抑制されるためだ。

豪マッコーリー・グループによると、亜鉛の約50%が鋼材のさび 止めに利用されており、合金の生産は4-6月(第2四半期)に過去最 高の3170万トンに達した。ロンドンと上海の取引所が調査した世界の 在庫は4月以来の低水準に落ち込んでいる。ブルームバーグが生産業者 やアナリスト、トレーダー10人を対象に実施した調査の中央値では、 亜鉛価格は来年最大25%上昇し1トン当たり2450ドルとなる可能性 がある。

増産により5年間にわたって供給過剰となったため、亜鉛価格は過 去最高値の4580ドルに達した2006年以降、57%下落している。米モ ルガン・スタンレーによると、消費が過去最高水準に増加する中、供給 過剰は縮小しており、来年には07年以来の低水準となる見通し。同社 は、中国が世界の2倍以上のペースで経済成長を遂げ鉄鋼消費が過去最 高水準に達するとみられるため、14年にも亜鉛供給は不足に陥ると見 込んでいる。

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