ソロス氏:国家破綻に備え欧州銀行システムの強化必要-タイト紙

著名投資家のジョージ・ソロス 氏は、潜在的な国家破綻に備え欧州連合(EU)は銀行システムの強 化が必要だと呼び掛けた。ベルギー紙タイトとのインタビューで語っ た。

同紙によれば、同氏は「欧州救済基金の拡充とともに、欧州での 国家破綻から銀行システムを短期的に守るべきだ。銀行システムを効 率的に欧州中央銀行(ECB)の管理下に置く必要がある」と述べた。

ソロス氏は12日付のタイト紙に掲載された欧州首脳宛ての公開 書簡で、現行措置は不十分だとしユーロ危機を阻止するための行動を 促した。ECBと欧州金融安定ファシリティー(EFSF)に協力し て危機を封じ込めることができるよう権限を付与する必要があるとい う。

同氏はインタビューで、「政治的指導者は依然として金融システ ムの何が悪いのか理解していない。われわれは壊滅的状況の瀬戸際に いる」と言明、ギリシャなどの国が制御できない形で破綻すれば「間 違いなく」金融システムの崩壊と世界的な恐慌につながるとも指摘し た。

また「ユーロ圏首脳は財政連合をつくるための新たな条約をまと める必要がある。この連合はユーロ共同債を発行し、各国政府に財政 規律を求めることができるようにならなければならない」としている。