女性取締役わずか9%、英大手350社の目標達成20年後か-デロイト

英国の大手企業350社の取締役 のうち女性が占める割合はわずか9%にとどまることが、会計事務所デ ロイトの調査で明らかになった。調査では、女性が幹部を務める企業の 業績が他社を上回ることが示されている。

デロイトが13日発表したリポートによると、350社のうち女性の 取締役がいない企業は約50%で、英国株の指標、FTSE100種指数 を構成する企業では約20%となっている。FTSE350種指数を構成 する企業の取締役のうち女性が占める割合は9%。10年前は5%だっ た。デロイトによると、現行のペースで増加すれば、女性取締役の割合 が30%となるまでにさらに20年を要する見通し。

キャメロン英首相は12日、政府が任命した委員会の経過報告で目 標が達成できていなかったことから、企業に対し女性の取締役への起用 を増やすよう呼び掛けた。英スタンダードチャータード銀行の元会長、 マービン・デービス氏率いるこの委員会は2月に全取締役のうち3分の 1を女性が占めるべきだと勧告した。英クランフィールド大学が12日 発表したリポートによれば、これ以降、FTSE250種指数の構成企業 による取締役の任命のうち22.5%を女性が占めている。