ゴンサレスパラモ理事:ECBは危機対応措置の乱用に警戒を

欧州中央銀行(ECB)のゴン サレスパラモ理事は、同中銀の「最後の貸し手」としての役割が乱用 されないように気を付ける必要があるとの見解を示した。

同理事はマレーシアのクアラルンプールでの講演テキストで、 「危機時に拡大されたECBの仲介機能が財務当局や市場参加者によ って乱用されることのないよう、われわれは引き続き警戒する必要が ある」と指摘。「財務当局者らは自らの責務を厳格に果たしていくこ とが依然極めて重要だ」と付け加えた。

ECBは先週、危機対応策を強化。カバード債の購入と1年以上 の長期の資金供給の再開などを発表した。ECB当局者らは利下げ圧 力には屈せずに、金融市場を混乱に陥れている債務危機の解決策を欧 州が打ち出すまでの間、域内銀行の資金繰りを助けることに重点を置 いた。

同理事は「ユーロ圏の全ての国が賢明な財政・経済政策を採用す ることが不可欠だ」と述べ、これにより「銀行が現在陥っているEC Bの資金供給への過度な依存が軽減するほか、物価安定を実現すると いうECBの責務を円滑に実行できるようになる」と説明した。

ゴンサレスパラモ理事はまた、ECBの危機対応策は「一時的な もの」であり、「必要以上に長引かせ過ぎた場合、将来の新たな危機 の要因となり得る別の種類の不均衡を引き起こしかねない」と指摘し た。

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