コデルコ:アングロ子会社株取得の権利行使を検討-三井物と融資契約

銅生産で世界最大手のチリ銅公社 (コデルコ)は、英アングロ・アメリカンのチリ部門アングロスール の株式を最大49%取得する権利の行使を検討している。権利を行使し た場合、コデルコの年間生産量は10%増加する見通し。

コデルコは12日電子メールで配布した資料で、アングロスールの 株式取得に向け、三井物産がコデルコに67億5000万ドル(約5200億 円)を上限とする短期融資を実施することで合意したと発表した。コ デルコはまた、同社が取得したアングロスール株の権益50%を三井物 産に譲渡することによって融資の一部を返済することができる契約を 結んだほか、年間3万トンの銅を三井物産に売却することでも合意し た。

デルコのディエゴ・エルナンデス最高経営責任者(CEO)は資 料で、「現在の想定通り購入権を行使するとすれば、当社はアングロ・ アメリカンとの関係強化を望む」とした上で、「世界経済は短期的に不 安定さに見舞われる可能性があるが、われわれの投資判断はその影響 を受けない」と説明した。

同CEOは12日、サンティアゴで記者団に対し、来年1月に権利 を行使するかどうかの判断は、その時点の市場環境や会社の財務状況 に左右されると語った。また、三井物産との契約はコデルコの投資計 画に影響しないとも述べた。

アングロスールはチリ中部にロスブロンセス銅山やエルソルダド 銅山を保有。コデルコによれば、アングロスールの銅産出量は年間約 45万トン。