変更後のEUストレステスト、大手66行が不合格の見込み-アナリスト

【記者:Gavin Finc】

10月13日(ブルームバーグ):欧州連合(EU)が基準を変 更した新たな銀行ストレステスト(健全性審査)を実施した場合、 大手銀行のうち少なくとも66行が不合格となり、必要な追加資本 の額は2200億ユーロ(約23兆2000億円)に上ると、クレデ ィ・スイスが予想した。

必要額の大きい英ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・ グループ(RBS)とドイツ銀行、フランスのBNPパリバの3行 は合わせて約470億ユーロが必要となると、カルラ・アントゥネス シルバ氏らクレディ・スイスのアナリストが13日の顧客向け文書 で試算した。仏ソシエテ・ジェネラルと英バークレイズはそれぞれ 130億ユーロが必要な見込みだという。

7月15日に結果が発表された欧州銀行監督機構(EBA)の ストレステストでは90行中8行が不合格で資本不足額は25億ユー ロだった。

アントゥネスシルバ氏は「銀行の資本増強は正しい方向への一 歩だと考える」が「詳細が判明するまでは慎重だ」とし、「提案は 数日または数週間内に示される公算があるが実践には期待されてい るよりも長い時間がかかるかもしれない」と述べた。

欧州の当局者らはソブリン債危機が銀行のバランスシートを脅 かす中、銀行資本増強の方法を模索している。23日には危機対策を 協議する首脳会議が開催される。

クレディ・スイスは各銀行の1-6月(上期)の業績と狭義の 中核的自己資本(コアTier1)比率9%が最低基準との想定に 基づいて分析した。7月のテストでは5%が合否ラインだった。