シカゴ小麦先物:今月に入って最大の下げ-米政府が在庫予想引き上げ

米シカゴ市場では、小麦先物相 場が今月に入って最大の下落率を示し、トウモロコシも売られた。米政 府が世界の在庫見通しを引き上げ、食料や飼料、エタノールの原料とな る穀物の供給増が示唆されたことが要因。

米農務省(USDA)は12日発表した需給報告で、世界の小麦在 庫が来年の北半球の収穫前時点で2億237万トンと、2002年以来の高 水準に達するとの見通しを示した。世界のトウモロコシ在庫についても 1億2319万トンと、9月時点の予想を4.9%上方修正した。在庫見通 しは小麦、トウモロコシ共にアナリスト予想を上回った。一方、US DAは小麦とトウモロコシの輸出見通しを引き下げた。

食肉需要の拡大で飼料用穀物の消費が増加し、燃料向けの利用も増 えたためトウモロコシと小麦相場は今年、過去最高値を付けた08年以 来の高水準に達した。トウモロコシと小麦の生産は、世界最大の輸出国 である米国では減少が予想されているが、他の地域では増加している。

USコモディティーズ(アイオワ州)のドン・ローズ社長は電話イ ンタビューで「世界的に価格が高騰しているため、人々は需要を若干削 減しようとするだろう」と指摘。「また、高値は増産を示唆している」 と述べた。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物12月限は、前日比

5.1%安の1ブッシェル当たり6.2675ドルと、9月30日以降で最大 の下落率を示した。年初来では21%下げている。トウモロコシ先物12 月限は3日ぶりに反落し0.7%安の同6.4075ドル。一時は2週間ぶり の高値である6.55ドルを付けた。11日には値幅制限いっぱいの40セ ント上げた。過去1年間で11%上昇している。

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