米モルガンSの社債保証コスト低下、欧州危機対応の進展で-CDS

12日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米モルガン・スタンレーの社債保証コ ストが3週間ぶり低水準となった。欧州の首脳らが域内ソブリン債危 機対応で進展を示したことが手掛かり。

CMAによれば、モルガン・スタンレー債のCDSスプレッドは ニューヨーク時間午後4時半(日本時間13日午前5時半)現在、35 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の358bp。これは同 社債1000万ドル相当を5年間保証するコストが年35万8000ドルかか ることを意味する。4日は65万ドルにまで達していた。

欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバローゾ委員長 は、危機に見舞われた域内銀行の支援とギリシャ融資第6弾の実行、 恒久的な救済枠組みとなる欧州安定化メカニズム(ESM)の発足前 倒しを呼び掛けた。そうした中で、モルガン・スタンレーのクレジッ トに対する投資家信頼感は回復しつつある。欧州の財政不均衡が世界 中の銀行のバランスシートに悪影響を及ぼすとの懸念が広がり、同社 債の保証コストは先週、3年ぶり高水準に上昇していた。

ブルックフィールド・インベストメント・マネジメントのコーポ レートクレジット担当マネジングディレクター、ジョエル・レビント ン氏(ニューヨーク在勤)は電子メールで、「市場はモルガン・スタン レー債のCDSスプレッドをEUのセンチメントに対するデリバティ ブ(金融派生商品)として利用している」と指摘した。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後5時7分現在、4.3bp低下の130.3bp。2日連続で 低下し、3週間ぶり低水準を付けた。

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