英国債:10年債下落、2カ月ぶり高利回り-債務危機の解決を楽観

12日の英国債相場は下落。10 年債利回りは2カ月ぶり高水準に達した。欧州各国が域内の債務危機 を解決するとの楽観が高まり、比較的安全とされる英国債の需要が後 退した。

30年債は4営業日続落。世界的な株高に加え、欧州連合(EU) の行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)が債務 危機は解決可能だと発言したことがきっかけ。この日発表された雇用 統計で、失業率が15年ぶり高水準に悪化したものの、英国債への影 響は薄かった。

インベステック・アセット・マネジメント(ロンドン)のポート フォリオマネジャー、ラッセル・シルバーストン氏は、「英国債はや や売り優勢となった。リスク環境が若干改善したためだ」と語った。

ロンドン時間午後4時38分現在、10年債利回りは前日比7ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.66%。一時は

2.67%まで上げ、8月9日以来の最高を付けた。同国債(表面利率

3.75%、2021年9月償還)価格は0.63下げ109.475。30年債利 回りは8bp上昇し3.59%。

英政府統計局(ONS)が12日発表した国際労働機関(ILO) 基準の6-8月の失業率は8.1%と、5-7月の7.9%から上昇し た。失業者数は257万人に増え、1994年以降の最多となった。同 時発表された失業保険申請ベースの9月の失業者数は7カ月連続で増 加した。

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