米大統領選:共和党討論会、ロムニー氏が最有力維持-ケイン氏も健闘

2012年の米大統領選挙に出 馬を表明しているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は、昨 夜開かれた共和党候補者による経済に関する討論会を無難にこなした。 ミスを犯さない慎重な最有力候補にとどまったが、党内で70%以上 の支持獲得にはまだ至っていない。

この討論会はブルームバーグ・ニュースと米紙ワシントン・ポス ト、ニューハンプシャー州のWBINテレビが共催してニューハンプ シャー州ハノーバーのダートマス大学で開かれた。討論会では対立候 補7人のうちの4人がロムニー氏に質問を浴びせる展開となり、会 場に集まった人や視聴者が最も耳にしたのはロムニー氏の発言だった。

ロムニー氏は10分間、自身の景気回復計画の目標や民間セクタ ーでの雇用創出の実績を説明したほか、自らが法制化した医療保険制 度改革はマサチューセッツ州にとって適切な措置だったと主張した。

ロムニー氏にとっての挑戦者は同氏の隣に座っていたハーマン・ ケイン氏だった。ケイン氏は個人所得税と消費税、法人税の税率を一 律9%とする自身の計画を普及するためにユーモアを用いた。

CRCパブリック・リレーションズの社長で、反税を掲げる保守 派の草の根運動「茶会党」に近い共和党ストラテジストのグレッ グ・ミューラー氏は、「ロムニー氏とケイン氏が勝利した」と指摘。 「なぜロムニー氏かというと、今回の討論会でも他の候補者が誰も彼 の実績に深く挑戦しなかったためだ」と述べた。

ミューラー氏はケイン氏も健闘したとし、討論会の大半は「9- 9-9」という呼び名が付けられたケイン氏の課税案に焦点が絞られ たためだと説明した。