中国株(終了):上海総合指数、1年ぶり大幅高-当局のてこ入れ策で

中国株式相場は上昇。上海総合 指数がほぼ1年ぶりの大幅な上げとなった。バリュエーション(株価 評価)が記録的な低水準に落ち込んだ株式相場のてこ入れを中国政府 が目指しているとの観測が背景。

海通証券(600837 CH)は10%高。中国証券監督管理委員会(証 監会)が海外の株価指数に連動した上場投資信託(ETF)を認めた と国営の新華社通信が報じたことが手掛かり。

中国民生銀行(600016 CH)は4.9%高と、約7週間ぶりの大幅 高。中国農業銀行(601288 CH)は2.4%高。中国の政府系ファンド、 中国投資(CIC)傘下の中央匯金投資が国内4大銀行株式の購入を 開始したことが引き続き好感され、銀行株は前日に続いて上昇した。

鉄道車両メーカーの中国南車(601766 CH)と中国北車(601299 CH)は共に5.2%高。両社の親会社がそれぞれ政府の資金支援を受け る可能性があると同国紙の21世紀経済報道が伝えた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動 する上海総合指数は前日比71.48ポイント(3%)高の2420.00と、 2010年10月15日以来の大きな上昇率を記録。上海、深圳両証取の A株に連動するCSI300指数は同3.6%高の2644.76で引けた。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏は「中央匯金投資の動き が投資家の信頼感と買い意欲を高める引火点となった。中国政府の行 動は本土株が割安との観測を勢い付かせた」と話した。