アジア株:下げ取り戻す、香港株の上昇で-中国の相場てこ入れ好感

12日のアジア株式市場は、いった ん値を崩したものの、その後上昇に転じて下げ分を取り戻した。株価 バリュエーション(評価)が記録的な低水準に落ち込んだ株式相場を 中国当局がてこ入れするとの見方で香港の株価指数が値上がりしたこ とが、全体を底上げした。

中国民生銀行は4.6%高。売上高で中国最大のインターネット企 業、テンセント・ホールディングス(騰訊)は2.7%高。

一方、香港の衣料小売りエスプリ・ホールディングスは8.9%安。 ユーロ圏の債務危機が悪化するとの懸念増大が背景。同社は売り上げ の約80%を欧州市場に依存している。オーストラリアの資源会社アル ミナは2.5%安。提携する米アルミ生産最大手アルコアの利益が市場 予想を下回ったことが響いた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時19分現在、前日比

0.2%高の115.98。一時は1.3%安まで値下がりしていた。中国の政府 系ファンド、中国投資(CIC)傘下の中央匯金投資が国内4大銀行 株式の購入を開始したことで、前日に続いて香港上場の中国の銀行株 が買われた。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏は「中国政府の動きは同 国株式が割安との観測に油を注いだ」と述べた。

香港のハンセン指数は前日比1.2%高。ハンセン中国企業株(H 株)指数は同2.5%高。日経平均株価は4営業日ぶりに反落。同34円 78銭(0.4%)安の8738円90銭で取引を終えた。