コカインの次は金-コロンビアのゲリラによる違法採掘、重大な脅威に

世界最大のコカイン生産国であ るコロンビアの政府は、金の違法採掘が「次なる重大な脅威」になりつ つあるとの見解を示した。政府がコカインの取り締まりを強化している ため、反政府主義者らが新たな資金源を必要としていることを理由とし て挙げた。

カルデナス鉱山・エネルギー相(49)は10日、首都ボゴタにある 自身のオフィスでインタビューに応じ、コカインと違って金は容易に売 却でき、テロリスト集団の資金源になり得ると指摘。「急速に成長して おり、違法集団という観点から見て、ある意味、コロンビアにとって次 なる重大な脅威だ」と述べ、「かなり効果的かつ迅速に対処しなければ ならない。この問題を深刻化させるわけにはいなかい」との決意を示し た。

400年以上前にスペインからの征服者に富をもたらしたコロンビア の金鉱床は、ブラジルの資産家エイキ・バチスタ氏や南アフリカ共和国 の産金会社アングロゴールド・アシャンティなどの投資を引き付けてい る。金が過去最高値近辺で取引される中、ゲリラや民兵組織も金の採掘 を手掛けるようになっている。これらの組織に対する取り締まりは、政 府の警備強化や投資誘致の取り組みの基盤となる。

カルデナス鉱山・エネルギー相によると、金相場の上昇により違法 採掘の「収益性が大幅に向上」し、テロ組織が「再活性化され強化」さ れる恐れがある。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物12 月限の11日終値は前日比0.6%安の1オンス当たり1661ドル。過去1 年間で23%高騰している。

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