米コダック債権者、特許売却益の債務返済充当を期待-関係者

米写真用品メーカー、イーストマ ン・コダックの債権者となっているアベニュー・キャピタル・グルー プやブラックストーン・グループ傘下のGSOキャピタル・パートナ ーズなどの投資家は、コダックが交渉中のデジタル画像特許売却に伴 う利益を手にしたい考えだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。

協議が非公開だとして関係者が匿名を条件に述べたところによれ ば、これらの債権者が保有しているのはコダックの特許資産を担保と する抵当権第2位の社債で、コダックが特許売却で得た利益を赤字事 業につぎ込む前に社債保有者への支払いに充てることを望んでいる。 フィデリティ・インベストメンツとシェーンフェルド・アセット・マ ネジメントもこうしたコダック債を保有しているという。

関係者によれば、一部の社債保有者は確実な債務返済に向けた委 員会設置を検討するため、最近2週間の間に破産問題を扱う弁護士や 再建アドバイザーと面談した。コダックは7月に特許売却の手順を発 表。投資銀行MDBキャピタル・グループの試算によれば、特許資産 は約30億ドル(約2300億円)の値を付ける可能性がある。

別の関係者は先月、コダックが破産法適用の申請を含めた選択肢 を検討していると話していた。損失と債務負担が特許資産売却の妨げ になるためだという。

クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏は、「債権者 がここで言っているのは、コダックの経営陣がいずれ実際に債務を返 済するような賢明な資金の使い方をするとは考えていないということ だ」と述べた。

コダックの広報担当、ジェラード・メウクナー氏は、特許の売却 が完了する前に売却益の活用を議論するのは時期尚早だと指摘した上 で、破産申請をする意向はないとの9月30日の同社発表を確認した。