米JPモルガン、7-9月期は10%減益か-13日に決算発表

【記者:Dawn Kopecki】

10月12日(ブルームバーグ):米銀JPモルガン・チェースが13 日発表する7-9月(第3四半期)決算では、利益が前年同期比10% 減少し、約2年ぶりの大幅減益となる見通しだ。欧州の債務危機や米 債務上限問題で景気回復への楽観的見通しが後退したことが背景。

ブルームバーグがまとめたアナリスト18人の予想平均によると、 利益は39億6000万ドル(約3040億円)になる見通し。前年同期は 44億2000万ドル、前期は54億3000万ドルだった。

JPモルガン投資銀行部門のジェームズ・E・ステーリー 最高経営責任者(CEO)は先月、7-9月期のトレーディング収入 が、55億ドルだった前期から30%減少すると予想。投資銀行業務の手 数料収入も約50%減の10億ドルに落ち込むとの見通しを示した。ブ ルームバーグのデータによると、社債発行は1-6月(上期)に2兆 ドル近かったが、7-9月期は約5500億ドルに急減した。

KBWのニューヨーク在勤アナリストであるフレデリック・キャ ノン、デービッド・コンラッド両氏は10日付リポートで、「総合的な 金融グループにとって再び厳しい四半期を予想している」とし、「相場 低迷とボラティリティ(変動性)の高まりは投資銀行とトレーディン グの収入を鈍化させるだけでなく、投資にマイナスの影響を及ぼす見 込みだ」と指摘した。

米大手行の中で7-9月期決算を最初に発表するJPモルガンの 決算は、金融業界と米経済全般のバロメーターになると、アナリスト らは記している。

アナリスト予想によると、大手行の利益はシティグループ(17日 発表)25億ドル、ウェルズ・ファーゴ(同)38億7000万ドル、バン ク・オブ・アメリカ(18日)26億9000万ドル、ゴールドマン・サッ クス(同)4530万ドルとなっている。

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