アジア株:反落、予想下回るアルコア決算で-欧州債務懸念も重し

12日のアジア株式相場は5営業日 ぶりに反落。米アルミ生産最大手、アルコアの決算が市場予想を下回 ったことで米企業業績に対する楽観的な見方が後退。欧州債務危機が 悪化する恐れがあるとの懸念も重しとなった。

オーストラリアの資源会社アルミナは4.1%安。提携するアルコ アの7-9月(第3四半期)利益は、世界的な需要鈍化を背景にアナ リスト予想を下回った。商品相場安を受けて、世界最大の鉱山会社、 英豪系BHPビリトンは1.7%値下がりした。

香港の衣料小売りエスプリ・ホールディングスは12%安。同社は 欧州での売り上げが全体の8割強を占める。タイの洪水で生産に影響 が出る恐れがあると発表したホンダは2.9%下げた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時25分現在、前日 比0.6%安の115.03。前日までの値上がりは、4日間の上昇率として は2009年以来で最大だった。

AMPキャピタル・インベスターズのストラテジスト、ネーダー・ ナエイミ氏(シドニー在勤)は「アジア株は特に欧州などでの短期的 な情勢悪化の影響を引き続き受けやすく、利益確定売りが誘われる可 能性がある」と指摘。「株式相場は最近、非常に力強く上昇しており、 現時点での休止はそれほど驚きではないだろう」と付け加えた。