8月機械受注は11%増、伸びは予想の倍以上-基調判断は据え置き

8月の機械受注は2カ月ぶりに増 加し、事前予想も上回った。企業の設備投資意欲が持ち直しつつある にあることが確認された。内閣府は基調判断を前月から据え置いた。

内閣府が12日発表した8月の機械受注統計(季節調整値)による と、民間設備投資の先行指標となる「船舶と電力を除く民需」は前月 比11.0%増の8049億円となった。内訳は製造業が同13.7%増の3709 億円、非製造業が同6.1%減の4117億円。前年同月比は2.1%増加し た。ブルームバーグ・ニュースの事前調査による予測中央値は前月比

3.9%増、前年同月比3.6%減だった。

機械受注は、企業が設備用機械をメーカーに発注する段階で集計 するため、実際の設備投資に半年程度先行するとされる。内閣府は機 械受注の基調判断を「持ち直し傾向にある」とした前月から据え置い た。

8月は外需が前月比32.3%増と今年2月以来6カ月ぶりにプラ スに転じ、伸び率も2009年6月以来の高水準となった。ただ、内閣府 の増島稔経済社会総合研究所景気統計部長は記者説明で、「外需は火・ 水力原動機の大型案件が1件で伸び率の半分を占めており、それを除 くと基本は弱いと判断している」と述べた。

大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは統計発表後のリポート で、「総じて堅調に推移した。業種別に見ても、自動車・同付属品を中 心とする一部の主要業種に回復の動きが見られる点もポジティブだ」 と指摘。先行きは「国内の機械受注は復興需要などによって増勢が続 くと見込んでいる」としながらも、「世界経済の減速による下押し圧力 を警戒すべき状況」との見方を示した。

--取材協力:Minh Bui, Theresa Barraclough Editor: Norihiko Kosaka, Hitoshi Sugimoto

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