米銀破綻に伴う基金負担費用、15年にかけ190億ドル-FDICが試算

米連邦預金保険公社(FDIC) は11日、米銀行破綻に伴うFDICの預金保険基金の負担費用は 2015年にかけて190億ドル(約1兆4600億円)になるとの試算結 果を公表した。

FDICが積立比率見通しの最新報告の中で示したもので、190 億ドルは10年の銀行破綻に伴う負担額の推定230億ドルを下回る。 これは銀行閉鎖のペース鈍化に加え、基金の強化を図るためFDIC が実施した保険料引き上げの影響が反映されている。

08年の信用危機をきっかけに銀行破綻が相次いだ影響で、FD ICの預金保険基金は債務超過の状態が7四半期続いていたが、今年 6月30日時点でマイナス状態を脱却した。

FDICの発表文によると、現行の見通しでは預金保険基金の保 証対象預金に対する比率は18年に1.15%に上昇する。FDICは米 金融規制改革法(ドッド・フランク法)の基づき、20年9月30日ま でに同比率を1.35%まで引き上げることが義務付けられている。