米モルガンSの社債保証コスト、3週間ぶり低水準-CDS取引

11日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場では、米モルガン・スタンレーの社債保 証コストが約3週間ぶりの低水準となった。ソブリン債危機を持ちこ たえる十分な資本を銀行が確保できるよう必要な対応策を実行すると 独仏首脳が表明したことが好感された。

CMAによれば、モルガン・スタンレー債のCDSスプレッドは 7日の水準から41.7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低 下し392.9bpと、9月21日以来の低水準。今月3日には、2008年 10月以来の高水準となる582.7bpに達していた。10日の米債券市 場はコロンバスデーの祝日で休場だった。

社債保証コスト低下は、銀行システムに対する投資家の信頼感が やや回復しつつあることを示唆している。ドイツのメルケル首相は9 日、フランスのサルコジ大統領との会談後、銀行が十分な資本を確保 するために欧州の指導者らが「必要なあらゆる対応策」を実行すると 言明した。欧州危機の深刻化が世界的に損失を引き起こすとの懸念が 広がる中、モルガン・スタンレーを中心に米銀の社債保証コストは急 上昇していた。

マークイット・グループによれば、米企業の社債保証リスクの指 標となるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは7日か ら4bp下げて135.3bp。3日は150.1bpと、09年5月以来の高 水準となっていた。