欧州株:反発、ストックス600は2カ月ぶり高値-債務危機の解決期待

12日の欧州株式相場は反発。 ストックス欧州600指数は2カ月ぶり高値を付けた。前日の取引終 了後に発表された米アルコアの決算が市場予想を下回ったものの、欧 州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)が債務危機の解決は可能と 言明し、市場心理が好転した。

ギリシャの銀行が高い。アルファ銀行とギリシャ・ナショナル銀 行(NBG)がともに大幅高。高級ブランド品小売りで英最大手バー バリー・グループは3.5%上昇。アナリスト予想を上回る7-9月 (第2四半期)売上高が好感された。欧州最大の半導体製造装置メー カー、オランダのASMLホールディングも好決算を材料に値上がり。 フィンランド最大の建設会社YITは下落。利益見通しの引き下げが 嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比1.7%高の239.16と、8月 4日以来の高水準で終了。今月4日の終値からは約10%上昇してお り、6営業日でのパフォーマンスとしては2009年1月以来最高。ギ リシャに始まったソブリン債危機がイタリアやスペインに広がるとの 懸念で、今年2月17日に付けた年初来高値は18%下回っている。

英スピロ・ソブリン・ストラテジーのマネジングディレクター、 ニコラス・スピロ氏は「危機を食い止めようとするユーロ圏首脳らの 努力を株式市場はまだ、好意的に解釈している」と指摘。その上で、 「切迫感の高まりを正面切ったソブリン債危機対応策だと誤解しては ならない」と付け加えた。

この日の西欧市場では、アイスランドを除く17カ国で主要株価 指数が上昇。レーン委員はダブリンの会議に向けたスピーチで、債務 危機解決に向けたコンセンサスがユーロ圏で形成されつつあると述べ、 景気失速で域内は「非常に危険な状況にある」ものの、協調行動や銀 行の資本強化、成長促進を通じ「災難」は回避できると強調した。

また、前日に救済基金である欧州金融安定ファシリティー(EF SF)の拡充案を議会が否決したスロバキアでは、与野党が2回目の 採決実施で合意し、承認のめどが立った。

アルファ銀行は18%高の0.98ユーロ、NBGは15%上げ

1.84ユーロで終了。バーバリーの終値は1308ペンス。ASMLは

6.3%上昇し28.20ユーロ。YITは4.1%安の12.49ユーロ。

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