ブラジル株:2週間ぶり高値、小売指数低下で追加利下げに期待感

11日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が続伸し、2週間ぶりの高値を付けた。同国の小 売売上高が予想を上回る落ち込みを示したことから、中銀による追加 利下げが期待され、住宅建設株や消費関連株が買われた。

生活用品など消費財のイーペルマルカスを中心に内需関連株が高 い。売上高でブラジル最大の住宅建設会社、PDGレアルティSAエ ンプレエンジメントス・エ・パルチシパソンエスは3週間ぶり高値と なった。石油会社のOGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソンエ スも値上がり。ブラジルの資産家エイキ・バチスタ氏が同社への出資 比率を61%から62.5%に引き上げたと、同社の報道部門が明らかに したことが好感された。

ボベスパ指数は前日比1.1%高の53838.47で終了。同指数構成 銘柄のうち値上がりは41銘柄、値下がりは24銘柄。通貨レアルは

0.1%安の1ドル=1.7645レアル。

チトゥロ・コレトラ・ジ・バロレスのパートナー、マルシオ・カ ルドソ氏は電話インタビューで、「小売売上高は予想を下回った」と 説明。「ブラジル中銀は急激な景気鈍化の回避に努めており、利下げ を継続するだろう。ただ、欧州の危機が解決するまでボラティリティ (変動性)の高い相場展開が続く見通しだ」と語った。

ブラジル地理統計院がこの日発表した同国の8月の小売売上高指 数は前月比0.4%低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト 34人の予想中央値では0.1%低下が見込まれていた。前年同月比で は6.2%上昇と、29人の予想中央値(6.9%上昇)を下回った。

小売売上高の発表を受けて、同国の金利先物2013年1月限の利 回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し

10.46%となった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE