S&P:サンタンデールなどスペイン銀を格下げ-12年の好転見込めず

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は11日、サンタンデール銀行やビルバオ・ビ スカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)などスペインの銀行の格付 けを引き下げた。成長見通しに陰りが出ていることや市場の動揺が強 まったことを理由に挙げた。

S&Pはスペインの銀行大手のサンタンデール銀とBBVAの長 期格付けを「AA」から「AA-」に引き下げ、アウトルック(格付 け見通し)を「ネガティブ(弱含み)」とした。サバデル銀行とバンク インターは「A」から「A-」に格下げ。ポプラール・エスパニョー ル銀行は長期格付けを「A-」に設定し、アウトルックを「ネガティ ブ」とした。

S&Pは発表文で、「2012年がスペインの銀行をめぐる状況が好 転する年になるとはもはや望めない」とした上で、同社が格付けの対 象とするスペインの銀行全てのアウトルックが「ネガティブ」だと説 明。スペインの銀行の財務の状態が脆弱(ぜいじゃく)になった背景 として、不良資産の蓄積や引当金のバッファーが薄くなっていること に言及し、同国の金融機関の資金調達は困難が増しており、不良債権 は12年中はもちろん、ことによると13年初めにかけて増え続ける可 能性があるとの見通しを示した。

格付け会社フィッチ・レーティングスも11日、サンタンデール銀 やBBVAなどスペインの銀行の格付けを引き下げ、アウトルックを 「ネガティブ」とした。

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