欧州株:反落、ギリシャの銀行急落-スロバキアでの採決と米決算控え

11日の欧州株式相場は反落。 ストックス欧州600指数の上昇は前日までの4営業日連続で止まっ た。米企業の決算発表がこの日からスタートするほか、スロバキア議 会が欧州救済基金の拡充案を承認するのか不透明で、売り優勢となっ た。

ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)やEFGユーロバンク・エ ルガシアスが大幅安。両行ともに上場来の安値を付けた。アナリスト の投資判断引き下げを材料に、ASMLホールディングやSTマイク ロエレクトロニクスなど半導体関連株も安い。一方、コニャックメー カーの仏レミー・コアントローは上昇。ベレンベルク銀行が買いを勧 めたことがきっかけ。

ストックス欧州600指数は前日比0.3%安の235.28で終了。 一時は1.2%下げた。過去4営業日では8.5%値上がりし、2008 年11月以来の大幅高を記録していた。ただ、欧州債務危機が景気回 復を妨げるとの懸念から、今年2月17日に付けた年初来高値は 19%下回っている。

コペンハーゲンに本拠を置くPFAペンションのシニアストラテ ジスト、ウィトルド・バーク氏は「スロバキアが幾らか不透明感をも たらしている」と指摘。「銀行の資本増強に加え、ギリシャ債務の大 幅減免でドイツとフランスが合意することを市場は織り込んでいるよ うだ」と付け加えた。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下 落。スロバキア議会は同日、救済基金である欧州金融安定ファシリテ ィー(EFSF)の拡充案を採決する。同案を批准していないユーロ 導入国は17カ国中スロバキアのみ。また米国では取引終了後、米ア ルミ生産最大手のアルコアがダウ工業株30種平均の構成銘柄で最初 に決算を発表する。

ギリシャでは4大銀行が急落。NBGは16%下げ1.60ユーロ、 EFGユーロバンクが20%安の0.56ユーロでそれぞれ終了した。 ASMLは3%下落の26.53ユーロ。STマイクロは4.1%安の

5.19ユーロ。レミー・コアントローは3.1%上げて56.50ユーロ。