ウクライナ前首相に有罪判決、EUとの関係に悪影響も-禁錮7年

ウクライナの首都キエフの裁 判所は11日、職権乱用罪に問われたティモシェンコ前首相に対し、 禁錮7年の有罪判決を言い渡した。同国が進めてきた欧州連合(EU) との関係強化に悪影響を与える恐れがある。

判決によると、ティモシェンコ前首相(50)はまた、ロシアと 10年間のガス供給をめぐる合意を結びウクライナの国営ガス会社に 損害をもたらした罰金として、同社への15億フリブナ(約143億 円)の支払いも命じられた。裁判所周辺には、前首相の支持者数千人 が集まり判決に抗議した。

EUの行政執行機関、欧州委員会の広報担当官マヤ・コツィヤ ンチッチ氏はブリュッセルで記者団に対し、EUは判決に「ひどく失 望した」と述べ、ウクライナとEUとの関係に「深刻な影響」を及ぼ す可能性があると続けた。

前首相の政敵でもあるヤヌコビッチ大統領は、EUとの経済関 係強化を望んでおり、年内にEUとの関連協定の調印を目指している。

8月5日に逮捕されたティモシェンコ前首相は、来年の議会選 挙を前にヤヌコビッチ大統領が反対派を黙らせるために仕掛けた裁判 だと訴えている。

これに対し、ヤヌコビッチ大統領は裁判への関与を否定してい る。ティモシェンコ前首相は判決が言い渡される前に有罪判決を予想 していると述べていた。判決後、前首相の弁護士は控訴する意向を示 した。

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