香港株(終了):ハンセン指数、3週ぶり高値-中国4大銀株の購入で

香港株式相場は上昇。ハンセン指 数が約3週間ぶりの高値で取引を終えた。中国の国有投資会社が国内 4大銀行の株式買い増しを始めたと発表したことを受け、金融株が指 数全体を押し上げた。

時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行(1398 HK)は6.7%高。 中国農業銀行(1288 HK)は13%高。中国建設銀行(939 HK)は5.8%、 中国銀行(3988 HK)は7.7%それぞれ上昇した。

商品相場の値上がりを背景に、銅生産で中国最大手の江西銅業 (358 HK)は3.1%高。欧州を最大市場とする衣料小売りのエスプリ・ ホールディングス(330 HK)は12%上昇。ユーロ圏首脳が債務危機を 食い止めるために行動するとの期待が高まっている。

ハンセン指数は前日比430.53ポイント(2.4%)高の18141.59 と、9月21日以来の高値で終了。指数を構成する46銘柄のうち、値 上がりは39銘柄に上った。ハンセン中国企業株(H株)指数は同4.4% 高の9257.34。

HSBCグローバル・アセット・マネジメントでマクロ・投資戦 略担当グローバル責任者を務めるフィリップ・プール氏は、中国の政 府系ファンド、中国投資(CIC)傘下の中央匯金投資による国内4 大銀行株購入について、「銀行業界だけでなく、より広く世界経済にと って極めて前向きなシグナルだ」と分析。「市場にとって最も重要なの は、投資家心理を安定化させることだ」と述べた。