現代美術市「フリーズ」に富裕層が集結-美術品価格が下落の懸念も

金融市場の変動で高額品の消費 が停滞すると懸念される中、富裕層のコレクターは、現在ロンドンで 開催中の現代美術市「フリーズ」に集まっている。

美術品のディーラーは、フリーズで十分な需要があるかどうか注 目している。保険会社ヒスコックスの推定によると、リージェントパ ークで5日間開催される今年のイベントでは、昨年より2500万ドル 少ない3億5000万ドル(約270億円)相当の美術品が出展される。

フリーズは、生存中の芸術家の作品に焦点を絞った欧州最大の商 業イベントだ。9回目となる今回は、債務危機による株価の急落後に 開かれることになった。

ロシア人やアジア人などを顧客に持つロンドン在勤のアドバイザ ー、タニア・バックレル・ポス氏は、「コレクターはより慎重になっ ている」と指摘。「価格が少し下がるかもしれないと思ったとほのめ かした人も何人かいる。それでも、フリーズは多くの注目を集め、着 実に購入が行われるだろう」と述べた。

フリーズはドイツ銀行が協賛しているが、今年は見かけが少し変 わる。昨年までは1つのテントを使っていたが、今年は建築会社カー モディ・グロークがディーラーのブースなどを収容するために連結さ れた一続きの仮設建造物を作った。ギャラリーの数は変わらずの173 だった。

ニューヨークに拠点を置くペースは、フリーズに初めて出品する 4ディーラーのうちの一つ。同ギャラリーのチャック・クローズの 1993年の肖像画「ジョエル」は約500万ドルの価格が付いている。 50万ドル以下の新しい作品が、フリーズのために飛行機で乗り付ける コレクターから主に注目を浴びる傾向にある。

(レイバーン氏は美術品市場に関してブルームバーグ・ニュース に寄稿しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

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