中国:利下げ観測広がる-金利スワップが一時、約7週間ぶり低水準

中国の金利スワップレートは11 日の取引で一時、約7週間ぶりの低水準となった。欧州債務危機と米 景気減速の影響を防ぐため、中国人民銀行(中央銀行)が金融緩和を 開始するとの観測が背景だ。

中国紙、経済参考報(オンライン版)は同日、中国国家統計局の 王文波副局長の話として、中国の経済成長が7-9月(第3四半期) と10-12月(第4四半期)に鈍化すると報じた。成長ペースが「過 度」に減速することはないという。短期金融市場の指標となっている 金利スワップレートは一時、2日連続で低下。先週の国慶節の連休明 けの資金需要が後退した。

クレディ・アグリコルCIBの張淑嫻シニアストラテジスト(香 港在勤)は「われわれの中核シナリオは安定的な金融政策だが、過去 の引き締めを考慮すれば、明らかに下振れリスクがある。経済環境が ある種の緩和を正当化すれば、これまでの引き締め政策からの素早い 転換はあり得る」と述べた。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、1年物のスワップレ ートは上海市場で一時3.67%まで低下し、8月19日以来の低水準と なった。現地時間午前10時22分(日本時間同11時22分)現在は 前日比2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.72%。

中国の銀行間資金調達センターがまとめた加重平均によると、7 日物レポ金利は24bp低下し4.20%。

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