ゴールドマンの7-9月、収支とんとんの見込み-金融危機以来最悪に

米銀ゴールドマン・サックス・ グループの7-9月(第3四半期)決算は、2008年の金融危機以降 で最小の利益にとどまる可能性がある。ブルームバーグが集計したア ナリスト調査で明らかになった。ゴールドマンの株価は今年43%下 落。一方でウェルズ・ファーゴは過去最高益が予想されている。

アトランティック・エクイティーズのリチャード・ステート氏ら アナリストによると、13日のJPモルガン・チェースを皮切りに公 表が始まる米銀の7-9月期決算では、住宅ローン融資などのリテー ル(小口)業務が好調だったものの、債券トレーディングやM&A (企業の合併・買収)助言サービスなどの投資銀行業務は低迷したも ようだ。

企業や不動産への投資、自己勘定トレーディングからの収入への 依存度が高いゴールドマンは、相場安の影響を最も大きく受ける公算 が大きい。ブルームバーグが集計したアナリスト24人の予想平均に よると、同社の7-9月の1株利益は前年同期の2.98ドルから収支 とんとんに減少する見通し。これは、上場来初の赤字となった08年 10-12月(第4四半期)以来の低水準となる。

調査の対象となったアナリスト24人のうち12人が、18日に発 表されるゴールドマンの7-9月期決算は中国工商銀行などの企業や 不動産への投資損失が響き赤字になると予想した。香港株式市場で工 商銀株は7-9月期に35%下落している。

一方、ゴールドマンのアナリスト、リチャード・ラムズデン氏に よれば、投資銀行業務でなく融資によって大半の利益を稼ぎ出してい るウェルズ・ファーゴとUSバンコープの7-9月期は過去最高益に なる可能性がある。

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