ボルカールール適用で金融機関の債券収入25%減少も-ヒンツ氏

ウォール街の債券業務は、いわ ゆる「フロートレーディング」を非合法化する可能性があるボルカ ールールの提案に基づくと、収入が25%減少する恐れがある。サン フォード・C・バーンスティーンのアナリスト、ブラッド・ヒンツ 氏が指摘した。

ヒンツ氏は10日付の投資家向けリポートで、米連邦準備制度理 事会(FRB)や米連邦預金保険公社(FDIC)などがまとめた 提案の草案は、顧客向けに債券を取引するマーケットメーカー(値 付け業者)が「将来の相場上昇を見込んだ」ポジションを取ること を禁じていると指摘。「従ってフロートレーディングは禁止される可 能性がある」と説明した。そうなれば、債券業務の収入が25%減少 し、収益率も大幅に圧縮されると分析している。

またゴールドマン・サックス・グループとモルガン・スタンレ ーについて、債券収入への依存度が最も大きいため規制が適用され た場合にマイナスの影響は最大になると指摘した。米規制当局は昨 年成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)に盛り込まれた ボルカールールの実施に向け、指針を策定中だ。

ヒンツ氏は「最終的な規則が修正され、ブローカーが値付け業 務で妥当なリターンを挙げる方法を一段と考慮したものになること を願う」と述べた。

同氏によると、提案による悪影響は顧客の手数料収入がより大 きな割合を占める株式業務と比較して、債券トレーディング業務の 方が大きい見通しだ。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE