9月の英住宅価格指標:前月から横ばい、景気懸念で-RICS

英王立公認不動産鑑定士協会 (RICS)が集計した英住宅市場に関する9月の調査結果による と、住宅価格指標は前月から横ばいとなった。消費者信頼感の低迷 と景気見通しの不透明感から、潜在的売り手が物件の売り出しを遅 らせたことが背景にある。

RICSが電子メールで11日配布したリポートによれば、不動 産業者や鑑定士を対象に実施した同調査で、住宅価格が下落したと の回答が上昇したとの答えを23ポイント上回った。英国小売協会 (BRC)がこの日に別途発表したリポートでは、同月の小売売上 高は増加したものの、「住宅市場の弱さ」から高額商品への需要が 打撃を受けた。

初めての住宅購入者にとってローン確保が難しく、インフレ率 が賃金の伸びを上回っていることから、不動産市場はなかなか勢い がつかない状態にある。

RICSの広報担当、マイケル・ニューイー氏は発表資料で、 「新規物件の供給減少が経済を覆う不安を示唆しており、多くの潜 在的売り手は当面、様子見姿勢だ」と指摘。「結果的に英住宅市場 はほぼ横ばいのままだ」と分析した。その上で、「短期的に何が市 場を押し上げるのか予想するのは困難だが、イングランド銀行(英 中央銀行)の量的緩和策の拡大発表で、少なくとも住宅ローン金利 が低く抑えられる」と説明した。

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