ブラジル株:ボベスパ指数は2カ月ぶり大幅高-独仏首脳会議を好感

10日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が反発し、2カ月ぶりの大幅高となった。独仏首脳 が銀行の資本増強を進めることで合意し、欧州債務危機が沈静化に向 かうとの期待感で商品相場が上昇。ブラジル大手企業の業績見通しの 改善につながった。

鉄鉱石生産で世界最大手のヴァーレは金属相場の反発を受けて上 昇。原油高で石油会社のOGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソ ンエスとブラジル石油公社(ペトロブラス)も堅調。ブラジル中央銀 行の調査でエコノミストが来年のインフレ率予想を引き上げたにもか かわらず、衣料品小売りのロジャス・レナーを中心に内需関連株も買 われた。

ボベスパ指数は前週末比4%高の53273.11と、8月9日以来の大 幅高で終了。同指数構成銘柄のうち値上がりは65銘柄、値下がりは2 銘柄。通貨レアルは0.2%高の1ドル=1.7675レアル。

メトド・インベスチメントスの運用担当者、アレシャンドレ・ギ ルギ氏(サンパウロ在勤)は「ドイツのメルケル首相とフランスのサ ルコジ大統領が銀行の資本増強計画に言及したことが好感され、全面 高となっている」と指摘した。独仏首脳は9日、域内銀行の資本増強 とギリシャ問題の解決に向けた計画を11月3日からの20カ国・地域 (G20)首脳会議までにまとめる考えを表明した。

ブラジル中銀がこの日発表したエコノミスト約100人を対象に7 日実施した調査の結果によれば、2012年の消費者物価上昇率の予想中 央値は5.59%と、6週連続で前週を上回った。前の週の予想は5.53% だった。

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