欧州株(10日):上昇、08年11月来最大の4日続伸-独仏に期待

10日の欧州株式相場は上昇。 ストックス欧州600指数は4営業日連続としては2008年11月以 来最大の上げとなった。ドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ 大統領が向こう3週間で銀行の資本強化策をまとめることで一致。こ れを好感した買いが入った。

指数上昇に最も寄与したのは英石油会社BP。同業の英プレミ ア・オイルも高い。HSBCホールディングスによる投資判断引き上 げが材料。一方、オーストリアの銀行、エルステ・グループ・バンク は大幅安。ハンガリーとルーマニア部門での評価損が響いて通期は赤 字との見通しを示したことが嫌気された。この日の午後に取引が再開 されたベルギー・フランス系金融機関のデクシアは36%下落後、

4.7%安で終了した。

ストックス欧州600指数は前週末比1.7%高の235.94。ここ 4営業日で8.5%値上がりした。この日の西欧市場では、18カ国中 15カ国で主要株価指数が上昇。英FTSE100、仏CAC40、独D AXの3指数ともに08年以来最大の4営業日続伸となった。

シュローダー・インベストメント・マネジメントのエグゼクティ ブディレクター、アンディ・ブラフ氏(ロンドン在勤)はブルームバ ーグテレビジョンのインタビューで、欧州首脳が「何らかの措置を策 定すると私は確信する」と述べ、「市場が確認したいのは、ポジショ ンを持って先に進めるのかということだ」と付け加えた。

独仏首脳

メルケル独首相とサルコジ仏大統領は9日、金融システムを巻き 込む恐れのあるユーロ圏の債務危機に歯止めをかけるため、今月末を めどに域内の銀行の資本増強のほか、ギリシャを正しい軌道に乗せ、 欧州の経済ガバナンス(統治)を是正するという問題への対応策を策 定する考えを明らかにした。

ストックス欧州600は先週、2.6%上昇。イングランド銀行 (英中央銀行)による資産買い取りプログラムの拡大やメルケル独首 相が銀行の資本増強策で話し合う準備があると言明したことが背景。 ただ、今年2月17日に付けた年初来高値は19%下回っており、指 数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベース)は9.9倍と、 2009年3月以来の低水準に近い。ブルームバーグのデータが示した。

BPは2.9%高の405.15ペンスで終了。プレミア・オイルは

3.3%上昇して372.4ペンス。エルステ・グループは9.2%下落の

18.80ユーロ。デクシアの終値は0.805ユーロ。同社は解体され、 ベルギー政府が国内部門を40億ユーロ(約4200億円)で買収する ほか、不良資産を引き受けるバッドバンクに60%の保証も提供する。 週末の会合を経てレインデルス財務相がこの日、記者会見で明らかに した。

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