新興市場株式は「割安」、中国に投資-PIMCOのゴードン氏

米パシフィック・インベスト メント・マネジメント(PIMCO)で新興市場株を担当するファン ドマネジャー、マリア・ゴードン氏(ロンドン在勤)は新興市場の株 式は「割安」だと指摘し、同社が中国に投資していることを明らかに した。

ゴードン氏は10日、ブルームバーグテレビジョンのインタビ ューで、「非常に割安な評価を受けている市場の中でも、より周期的 な要因で価値が下がっている投資対象を探しているのは確かだ」と述 べ、中国市場では「当社は厳選してポジションを積んでいる」と続け た。同氏はさらに、香港の保険会社AIAグループは、「価値が大幅 上昇する」見込みだと述べた。

MSCI新興市場指数は年初来の高値から最大で31%下落。ブ ルームバーグのまとめたデータによると、10月5日時点で株価収益 率(PER)は9.4倍と、2008年12月以来の低水準だ。ハンセ ン中国企業株(H株)指数は、昨年11月に記録した2年半ぶり高値 から38%下がった。中国の金融引き締め策や欧州の債務危機で投資 家はリスク資産を売却している。

ゴードン氏は、「相場は割安だ」とした上で、世界の景気減速 懸念を考えると「底を見極めるのは非常に難しい」と指摘した。