ポーランド総選挙:トゥスク首相の再選確実-通貨安で財政再建が急務

9日投開票されたポーランド 総選挙は、トゥスク首相の再選が確実となった。欧州連合(EU)加 盟国として東欧最大の同国では通貨ズロチが下落しており、通貨安に 歯止めをかけるため財政赤字の削減に首相は注力する必要がありそう だ。

選挙管理委員会によると、開票率が63.7%の段階で、トゥスク 首相率いる市民プラットフォーム(PO)の得票率は37.47%と下 院で191議席を得る見通し。過去4年にわたりPOの連立パートナ ーだった農民党の得票率は9.51%で42議席を確保することから、 定数460議席の下院で両党合わせ過半数を占めることが確実になっ た。

ポーランド政府は4%の経済成長率で歳入が増加すると想定し、 財政赤字を来年は国内総生産(GDP)比2.9%に削減すると公約 している。

バークレイズ・キャピタル(ロンドン)のストラテジスト、ピョ ートル・シュビザック氏は、トゥスク首相は赤字削減計画が実現可能 であることを示す必要があると指摘。「来年の予算はより現実的なも のでなければならない。現在の計画は楽観的過ぎる」と述べ、「ポー ランドをめぐっては引き続き不透明感がある」と続けた。