7-9月の米成長率、エコノミストが予想引き上げ-経済指標受けて

米経済の危険が去ったと警報を解 除するのは時期尚早だが、今のところ同国はリセッション(景気後退) を回避しているもようだ。

7日発表された9月の非農業部門雇用者数が前月比10万3000 人増となるなど、一連の経済指標が予想を上回ったことを受けて、ゴ ールドマン・サックス・グループやマクロエコノミック・アドバイザ ーズのエコノミストらは7-9月(第3四半期)の米成長率見通しを

2.5%と、従来の約2%から引き上げた。これは4-6月(第2四半期) の1.3%のほぼ倍のペースで、予想通りなら1年ぶりの高成長となる。

ディシジョン・エコノミクスのアレン・サイナイ社長(ニューヨ ーク在勤)は「米経済が二番底に陥りそうには全く見えない」としな がらも、「回復に勢いがない」との見方も示す。

一方、三菱東京UFJ銀行の金融担当チーフエコノミスト、クリ ス・ラプキー氏は、米国の景気回復がユーロ圏のソブリン債危機やリ セッションの可能性の高まり、米国の予算をめぐる政治的行き詰まり といった「多くの逆風」になおさらされていると指摘。「われわれはリ セッションを回避できる」と述べる一方、「欧州情勢が悪化し、株式が 大きく売り込まれれば、ここでも企業や消費者の信頼感が低下し、リ セッションの予想が現実のものとなりかねない」と警告している。