欧州債(7日):イタリア債下落、危機解決への期待後退-ドイツ債軟調

7日の欧州債市場ではイタリア 国債が下落し、利回りは2週間で最大の上昇となった。ユーロ圏当局 者が域内債務危機の解決に近づきつつあるとの楽観的な見方は薄れた。

ドイツ国債は軟調。この日発表された9月の米雇用統計で非農業 部門雇用者数がエコノミスト予想を上回る増加となったことが手掛か り。ポルトガル国債も下げた。格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスが同国の銀行9行を格付下げしたことが嫌気された。

一方、スペイン国債は上昇。同国債とイタリア国債を欧州中央銀 行(ECB)が購入していたと関係者が語っている。

格付け会社フィッチ・レーティングスはこの日の取引終了後、イ タリアとスペインの格付けを引き下げた。

INGグループ(アムステルダム)のシニア金利ストラテジスト、 アレッサンドロ・ジアンサンティ氏は、危機の「解決はそれほど近く ないと投資家は懸念している」と述べ、ポルトガルは「ギリシャの次 に債務再編のリスクが高い国だ」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前日比7 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.52%。一時 は14bp上げ、9月20日以降で最大の上昇となった。同国債(表 面利率4.75%、2021年9月償還)の価格は0.485下げ

94.720。

ポルトガル10年債利回りは5bp上昇し11.25%。ギリシャ 10年債の利回りは28bp上げ23.53%。

ドイツ国債は3日続落。10年債利回りは6bp上げ2%。独2 年債利回りは0.60%で、前日からほぼ変わらずとなった。スペイン 10年債利回りは前日比2bp下げ4.99%。

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