アジア株:続伸、銀行や輸出株に買い-欧州債務問題で楽観論広がる

7日のアジア株式相場は続伸。M SCIアジア太平洋指数は、2日間の上昇率としては2年半ぶりの大 きさとなっている。欧州の当局者が債務危機で銀行を支援するとの楽 観的な見方で、銀行や輸出企業の業績見通しが改善した。

法人向け融資で豪州最大手の銀行、ナショナル・オーストラリア 銀行(NAB)は3.9%高。ドイツとスペインに港湾を所有するハチ ソン・ワンポアは10%高。同社が欧州事業には「極めて回復力があ る」との認識を示したことが好感された。トヨタ自動車は0.4%高。 韓国のサムスン電子は0.6%高。商品相場の値上がりを受け、世界最 大の鉱山会社、英豪系BHPビリトンは2.5%上昇した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時17分現在、前日 比2%高の112.87。前日分と合わせた2日間の値上がり率は5.2% と、2009年4月以来の大きさとなった。

コロニアル・ファースト・ステート・グローバル・アセット・マ ネジメントのシニア投資アナリスト、ベリンダ・アレン氏は「欧州の 政策担当者は間違いなく銀行システムの状況を理解しつつあり、銀行 の資本増強に対してより意欲的になりつつあるようだ」と指摘。その 上で、「まだ実現したわけではない」と付け加えた。

日経平均株価は、前日比83円60銭(1%)高の8605円62銭 で終了した。