英国の12金融機関を格下げ、RBSやロイズなど-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは7日、英国の12金融機関の優先債務・預金格 付けを引き下げた。財務が悪化した場合に想定される政府支援の水準 についての見直しの結果、格下げを決めた。

ムーディーズの発表によると、ロイズTSB銀行とサンタンデー ルUK、コーオペラティブ銀行は1段階の格下げ。ロイヤル・バンク・ オブ・スコットランド・グループ(RBS)とネーションワイド・ビ ルディング・ソサエティーは2段階格下げされた。中小の住宅金融組 合7行は1-5段階の格下げだった。

ムーディーズは発表文で、「将来に必要になった場合に金融機関へ の支援を英政府が提供する可能性が低下したとの見方に基づいて再評 価した」と説明した。

ムーディーズは、イングランド銀行(英中央銀行)と英金融サー ビス機構(FSA)、財務省が将来破綻にひんした銀行は公的資金によ る救済を期待すべきではないことを示唆していると指摘。英銀行独立 委員会(ICB)の報告は「事業間の障壁構築を含め、銀行の清算を 容易にし破綻時の優先債保有者に損失を負わせるような新たな構造が 導入される可能性を示唆するため、長期的に債券保有者にとってマイ ナスだ」とも分析した。

RBS株は一時5.5%安、ロイズ・バンキング・グループの株価 は3.4%安となった。RBSは格下げに対し書面で反論。2008年以降、 信用力強化で「大きく前進した」と説明した。

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