米モルガンSの仕組み債の発行、今年最高水準に-低金利で需要増加

世界最大のリテールブローカーを 傘下に置く米モルガン・スタンレーは、個人投資家を中心に販売して いる仕組み債の発行が今年最高のペースとなっている。投資家が過去 最低の金利水準を受けて代替商品を求めている上、モルガン・スタン レーの借り入れコストが社債市場で上昇していることが背景にある。

ブルームバーグの集計データによれば、モルガン・スタンレーは 8月と9月に金利に関連した仕組み債を8億2800万ドル(約635億 円)相当発行した。デリバティブで組成した仕組み債の同社の2カ月 間の発行額としては2010年10月以降で最高。一部の仕組み債は当 初の利率が年4.5%でその後変動金利に移行するものもある。これに 対し定期預金証書(CD)の利率は0.87%にとどまることがバンク レート・ドット・コムのデータに示されている。

米連邦準備制度理事会(FRB)は2008年以降、政策金利を0 -0.25%に維持しており、今年8月には少なくとも13年半ばまでそ の水準で据え置く方針を表明。こうした低金利政策を受けて仕組み債 の需要は増加しており、米国での今年の発行額は昨年記録した500 億ドルという空前の水準に匹敵する見込み。

モルガン・スタンレーの広報担当、ペン・ペンデルトン氏は、仕 組み債発行についてコメントを控えた。

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