独仏首脳、ギリシャのデフォルトめぐり温度差-クレジット市場

【記者:James Hertling and Tony Czuczka】

10月7日(ブルームバーグ):ギリシャのデフォルト(債務不履 行)を容認するかどうか、その影響にどう対処するかという問題に答 えを出すことをドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領は 1年余りわたって渋ってきたが、ついにその答えが求められそうだ。 両首脳は先に進めない状況に陥っている。

欧州当局者は銀行の財務基盤強化に取り組み始め、ギリシャの債 務負担軽減に向けた手段を検討している。ギリシャ債1000万ドル (7億7000万円)に対する5年間の保証コストは年間10万ドルに加 えて600万ドルが必要で、デフォルト確率が91%に達していること を示唆している。

独仏首脳は1年8カ月で8回目となる首脳会談を2日後に控えて いる。メルケル首相は投資家が確実視しているギリシャのデフォルト に備える必要性に言及する一方、サルコジ大統領は、フランスの銀行 が最大の損失を被ることになるデフォルトに慎重だ。

ドイツの元財務省当局者で現在はイタリアのピサにある聖アンナ 大学院大学の政治エコノミストであるシュテファン・コリニョン氏は 「ギリシャのデフォルトに関するドイツの主張は全て、欧州ではなく ドイツの主張だ。フランスを含む他国の方針は、あらゆる可能な手段 を用いてそれを回避するというものだ」と指摘する。

独仏首脳は9日にベルリンで首脳会談を開く。ユーロは対ドルで 9カ月ぶりの安値付近にあり、10年物フランス国債のドイツ国債に対 する利回り上乗せ幅(スプレッド)は81ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)と、8月8日に付けたユーロ導入後の最高水準付近 にある。10年物ギリシャ債のスプレッドは2140bpに達している。

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