ブルームバーグのヘッジファンド指数、9月3.2%低下-世界株安響く

9月のヘッジファンド指数は前月 比で、ここ1年余りで最大の下げとなった。欧州債務危機の悪化と米 国のリセッション(景気後退)入り懸念に伴う世界的な株安が響いた。

ブルームバーグの総合的なヘッジファンド指数は9月に119.53 と、8月の123.53から3.2%低下した。低下率は2010年5月 (4.3%)以来で最大。今年はこれまでに0.9%下げている。投資戦 略別では、ロング・ショート株式ファンドとマルチストラテジーファ ンド、世界の経済動向などに賭けるマクロファンドが低下した。

ヘッジファンドと投資家に助言サービスを提供する米エイジクロ フト・パートナーズのマネジングパートナー、ドン・スタインブルッ ゲ氏は「2008年以降で最悪の月の1つだ」と指摘。「債券・株式市 場へのエクスポージャーを持つ投資戦略はいずれもリターンがマイナ スとなった」と説明した。

9月には先進国の株価で構成するMSCI世界指数が、配当を含 んだベースで8.6%低下。ギリシャがソブリン債のデフォルト(債務 不履行)に近づき、西欧諸国の債券保証コストが過去最高水準に達し たことが影響した。米連邦準備制度理事会(FRB)は9月21日に、 米経済には「著しい下振れリスク」があるとの認識を示し、4000億 ドル(約30兆7000億円)規模のオペレーション・ツイスト(ツイ ストオペ)を実施すると発表した。

ブルームバーグの総合ヘッジファンド指数は2828本のファンド を対象とし時価総額で加重平均している。このうち9月のリターンを 報告したのは1411本のファンド。

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