ソロス氏:国際金融、「旧ソ連崩壊前夜」の様相-人々は破綻理解せず

【記者:Jesse Westbrook】

10月6日(ブルームバーグ):資産家で著名投資家のジョージ・ ソロス氏は、2008年以降の国際金融市場の混乱について、欧米にと って旧ソ連崩壊前の最後の数年間を想起させる意味合いを持つと語っ た。

ソロス氏(81)は6日放映されたブルームバーグテレビジョン とのインタビューで、「西側世界で似たような状況が起こっている。 市場は実際には金融危機で崩壊したにもかかわらず、各国当局の力に よって生き永らえている。人々はシステムが現実に崩壊したことを理 解していない」と述べた。

同氏はその上で、08年の信用危機への対応で各国政府が犯した 最大の過ちは、世界的に銀行や他の金融機関を規制するルールを承認 できなかったことだと指摘。市場統合の進展にもかかわらず、各国は 自国だけの規制策定に終始し、規制をかいくぐる動きがウィルスのよ うに広がることを許していると批判した。