韓国サムスン電子:7-9月営業利益は予想上回る-スマホ好調

携帯電話メーカー世界2位、韓国 のサムスン電子の7-9月(第3四半期)の営業利益は、アナリスト 予想を上回った。スマートフォン(多機能携帯電話)「ギャラクシー」 の販売が好調で、ディスプレーや半導体の不振を補った。

同社が7日発表した暫定決算によれば、営業利益は4兆2000億 ウォン(約2730億円)と、ブルームバーグがまとめたアナリスト28 人の予想平均である3兆7000億ウォンを上回った。前年同期は4兆 8600億ウォンだった。売上高は前年同期比1.9%増の41兆ウォン。

台湾の宏達国際電子(HTC)と同様に、サムスンも米グーグル の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した端末が好調。7日 の韓国株式市場でサムスンの株価は一時3%高の881000ウォンと、 日中取引としては7月8日以来の高値を付けた。

信栄証券のアナリスト、リ・スンウ氏(ソウル在勤)は「かなり 驚いた」と述べた上で、「スマートフォン関連で相当なサプライズが あったようだ」と語った。

サムスンによれば、月内に発表される監査済みの7-9月期決算 では、営業利益が暫定集計のプラスマイナス2000億ウォンの範囲に なる見通し。純利益と部門別利益の数字は明らかにしなかった。

部門別見通し

ブルームバーグ調査によれば、7-9月期の通信部門の利益は前 年同期比76%増の1兆9900億ウォンとなったもよう。売上高は28% 増の14兆2100億ウォンの見通し。

信栄証券のリ氏は、今年6000万台超のスマートフォン販売を目 指すサムスンは、恐らく目標の半分を7-9月に出荷したとみている。

ブルームバーグが集計したアナリスト6人の予想中央値によると、 売上高で昨年は同社最大の部門だった半導体部門の7-9月期利益は 前年同期比63%減の1兆2600億ウォンの見通し。売上高は8兆 9800億ウォンと、前年同期の10兆6600億ウォンから減少が見込ま れている。

サムスンの半導体部門責任者、権五鉉(クォン・オヒョン)氏は 電子メールを通じた先月29日のインタビューで、PC向け半導体価 格が「劇的に回復する」可能性は低いだろうとの認識を示した。

アナリストの予想によれば、ディスプレー部門の7-9月期は、 景気減速に伴うテレビ販売の減少が響き、営業損益が2000億ウォン の赤字となったもよう。前年同期は5200億ウォンの黒字だった。