欧州株(7日):3日続伸-米雇用統計が追い風、市場予想上回る増加

7日の欧州株式相場は上昇。ス トックス欧州600指数は3営業日続伸となった。米労働省がこの日 発表した9月の雇用統計で、雇用者数が市場予想を上回る増加となっ たことが相場への追い風となった。

ドイツのBMWやダイムラーを中心に自動車株が高い。金属の値 上がりを好感し、資源会社の英オーストラリア系リオ・ティントやス イスのエクストラータも値上がりした。

ストックス欧州600指数は前日比0.8%高の231.99。週ベー スでは2.6%上昇した。域内危機から銀行を守る措置で当局者らが合 意するとの観測やイングランド銀行(英中央銀行)による資産買い取 りプログラムの拡大が背景。ただ、今年2月17日に付けた年初来高 値を20%下回り、指数構成銘柄の株価収益率(PER、予想収益ベ ース)は9.8倍と、2009年3月以来の低水準に近い。

WGZ銀行(デュッセルドルフ)の株式部門責任者、マチア ス・ヤスパー氏は「米雇用統計は非常に意外なプラス材料だ」と指摘。 「相場はここ数週間は売られ過ぎていたが、欧州中央銀行(ECB) の昨日の決定といい今日の雇用統計といい、いろんなところから追い 風が吹いている。リセッション(景気後退)はどんどん遠のいている ようだ」と語った。

米雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調 整済み)は前月比10万3000人増。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミストの予想中央値では6万人増が見込まれていた。

ECBは6日開催した定例政策委員会で、カバード債の購入と期 間1年以上の長期資金の供給を再開することを決定。また、欧州連合 (EU)の行政執行機関、欧州委員会は銀行の資本強化に向けた協調 行動を呼び掛けているほか、ドイツのメルケル首相も資本増強の必要 があると分かれば、「われわれはその時点でためらうべきではない」 と言明した。

この日の西欧市場では、18カ国中12カ国で主要株価指数が上 昇。BMWは4.1%高の50.89ユーロ、ダイムラーは1.3%上げ

33.98ユーロで終了。ストックス欧州600指数を構成する業種別指 数で自動車株は1.7%値上がりし、上昇率2位。リオ・ティントは

1.2%高の3164ペンス、エクストラータは2.7%上昇の910ペン スでそれぞれ取引を終えた。