10月6日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:ユーロが対円とドルで上昇、ECBの危機対応策を好感

ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルと対円で上昇。 欧州中央銀行(ECB)の資産購入プログラムと長期資金供給の再開 で、投資家は危機に陥った市場が活力を取り戻すとみている。

トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁が、域内の景気は「激し い下振れリスク」に直面していると述べたことを手掛かりに、ユー ロは一時下落する場面もあった。英中銀が大方の市場予想に反して 資産買い取りプログラムの規模拡大を発表すると、英ポンドは売ら れた。ブラジル・レアルは上昇。予想以上にインフレが加速し、同 国中銀が利下げのペースを緩めるとの見方が強まったのが背景。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの為替戦略グローバル責任者、 マーク・チャンドラー氏(ニューヨーク在勤)は、「ECBの発表 内容と金融機関への支援拡大観測で、ショートカバー(売り方の買 い戻し)が誘発されている」と述べ、「買い安心感による上昇だ」 と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対円で0.6%上 昇して1ユーロ=103円09銭。ユーロは対ドルで0.7%高の1ユ ーロ=1.3437ドル。一時は0.8%安まで売り込まれていた。円は 対ドルで0.1%上昇して1ドル=76円72銭。

英ポンドは対ドルで0.1%下落。ユーロに対しては0.8%下げ た。

ECBは6日、ベルリンで定例政策委員会を開き、政策金利を

1.5%に据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュースが実施 したエコノミスト調査では、52人中41人が据え置きを予想した。

ECBの危機対応策

ECBはカバード債の購入と期間1年以上の長期資金の供給を 再開する。トリシェ総裁が自身にとって最後の定例政策委員会後の 記者会見で発表した。ソブリン債危機が短期金融市場を脅かす中で、 ECBとしての危機対応を打ち出した。トリシェ総裁は10月31日 をもって任期を満了し、イタリア中銀のドラギ総裁が11月から新 ECB総裁となる。

オンラインでの為替取引を扱うGFTフォレックスの調査担 当ディレクター、キャシー・リーン氏(ニューヨーク在勤)は、 「流動性供給に関してECBから何も援助がないわけではなく、あ る程度の支援を受けられることが分かり、投資家は若干の安心感を 抱いている」と述べた。

米商品先物取引委員会(CFTC)によると、9月27日まで の1週間で、ユーロの対ドルでの下落を見込んだネットショート (売り越し)は8万2473枚と、2010年6月以来で最高となった。

英中銀の資産買い取りプログラム

イングランド銀行(英中央銀行)は、資産買い取りプログラム の規模を2750億ポンドと、750億ポンド拡大することを決定。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によると予想 の中央値は買い取り額の据え置きだった。英政策金利は0.5%に維 持された。ブルームバーグが調査したエコノミストでは53人全員 が据え置きを予想していた。

主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE) のドル指数は0.5%下げて78.582。

◎米国株:3日続伸、欧州危機の封じ込め前進と期待-銀行株が上昇

米株式相場は3日続伸。S&P500種株価指数は3日間の上げ としては8月以来の大幅な上昇となった。欧州当局による債務危機の 封じ込めが前進しているとの観測が広がったことが背景。

S&P500種株価指数を構成する10業種のうち金融株指数は前 日比3.2%高。この3日間では8.8%上げ、2009年7月以来の大幅 な上昇を示した。この日は欧州市場でも銀行株が上昇していた。ガイ トナー米財務長官が米国の銀行は強化されたと発言したことも手掛か り。アルミ米生産最大手のアルコアも高い。商品価格の上昇が追い風 となった。米小売り大手のターゲットは、9月の既存店売上高がアナ リスト予想を上回ったことを背景に値上がりした。

S&P500種株価指数は前週末比1.8%高の1164.97。過去3 日間で6%上昇し、8月15日以来の大幅な上げとなった。ダウ工業 株30種平均は183.38ドル(1.7%)上げて11123.33ドル。小 型株のラッセル2000指数は2.4%高。過去3日間で11%高と、09 年3月以来の大幅上昇となった。

フィデュシャリー・トラスト(ボストン)のマイケル・マレーニ ー氏は電話インタビューで、「欧州情勢が非常に重苦しい暗雲となっ て市場を覆ってきた。短期的な措置だけではなく、本質的に一層長期 的な措置が策定されれば、特に金融セクターを中心に市場は歓迎する だろう」と述べた。

米経済統計が市場予想を上回ったほか、欧州当局は債務危機の収 束へ向けた措置を実施するとの観測が広がり、株式相場は3日連続で 上昇。それまでの下落局面でS&P500種は4月の年初来高値から 20%下げた水準をいったんは下回り、弱気相場入り直前まで下げる 場面もあった。

「下振れリスク」

欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は6日、市中銀行向けに 1年以上の長期の資金供給を再開すると発表した。一方で利下げを求 める声には応じず、景気の「下振れリスク」は強まったとの認識を示 した。欧州委員会はギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥った場 合に銀行を保護するため、資本注入による協調の用意を進めている。

キャンビア・インベスターズのブライアン・バリッシュ社長(コ ロラド州デンバー在勤)は、「市場はリーマン2とでもいうべき状況 を織り込んでいた」と指摘。「欧州の銀行の資本増強に関して信頼で きる話が聞かれるようになった。リーマンのような事態の再発防止へ 向けて当局はあらゆる手を尽くすだろう」と述べた。

KBW銀行指数は4.6%上昇。ガイトナー長官はこの日、国内 の金融機関は強化され、2008年のリーマン破綻のような事態は「決 して」再発しないと発言。これを受けて銀行株の買いが膨らんだ。

「非常に限定的」

ガイトナー長官は6日、上院銀行委員会で証言し、モルガン・ス タンレーに関する質問に回答。特定の銀行名には触れず、「米金融シ ステムが欧州で最も切迫した国々に対して抱える直接的な投融資リス クは非常に限定的だ」と指摘。「米国の大型機関には総じて当てはま ることだが、資本やレバレッジの水準、資金調達などを見る限り、米 銀は以前よりかなり強化された」と述べた。

BOAは8.8%高の6.28ドルと、ダウ平均銘柄中で最も上昇率 が大きかった。JPモルガン・チェースは5%上げて32.38ドル。 モルガン・スタンレーは4.8%高の15.18ドル。シティグループは

5.3%上げて26.02ドルで引けた。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は、前週からの増加数がエコノミスト予想を下回った。これを受けて この日の株式相場は堅調に推移した。7日には9月雇用統計の発表を 控えている。エコノミスト予想の中央値では非農業部門雇用者数が5 万5000人の増加、失業率は9.1%で高止まりが予想されている。

アルコアは5.4%高の9.88ドルと、ダウ平均銘柄で2番目に上 昇率が高かった。ターゲットは4.3%高の51.91ドル。9月の既存 店売上高がアナリスト予想を上回ったことが好感された。

◎米国債:3日続落、欧州の取り組み強化観測で-30年債2.95%

米国債相場は3日続落。欧州各国が債務危機解決に向けた取 り組みを強めているとの観測から、米国債の安全需要が後退した。

30年債利回りは上昇。この日発表された新規失業保険申請件数 は増加したものの、増加幅は市場予想を下回った。またガイトナー米 財務長官は米銀は強化されているとの認識を示した。欧州中央銀行 (ECB)のトリシェ総裁は、ECBによるカバード債の購入再開を 明らかにした。また2回の流動性オペによって期間12カ月と13カ 月の資金を無制限に供給することも発表した。

モルガン・スタンレー・スミス・バーニーのチーフ債券ストラテ ジスト、ケビン・フラナガン氏(ニューヨーク在勤)は、「欧州でわ ずかではあるが前向きな動きが出ていることで、十分な政策対応がな された場合に米国債市場で予想し得る反応の兆しが若干見られている」 と指摘。その上で、「まだ取り組むべき世界的な問題が数多くある」 と付け加えた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時 間午後5時4分現在、30年債利回りは前日比10ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の2.95%。同年債(表面利率

3.75%、2041年8月償還)価格は2 5/32下げて115 25/32。

10年債利回りは10bp上昇の1.99%。2年債利回りは1bp 上げて0.26%。

「売りを呼び込む」

グッゲンハイム・パートナーズ(ニューヨーク)の米政府債トレ ーディング担当ディレクター、ジェーソン・ローガン氏は「市場はこ れまで景気の二番底を織り込んできており、そうならない可能性が出 てくれば売りを呼び込むことになる」と述べた。

米株式市場ではS&P500種株価指数が3日続伸。原油相場も上 昇した。

ガイトナー財務長官は、上院銀行委員会で証言。米銀は以前より 強化されたとした上で、08年のリーマン・ブラザーズ・ホールディ ングス破綻のような事態は「決して」再発しないと言明した。

米国債は7-9月(第3四半期)に大幅上昇。ギリシャがデフォ ルト(債務不履行)に向かっているとの観測や、米連邦公開市場委員 会(FOMC)によるオペレーション・ツイスト(ツイストオペ)の 方針発表が手掛かりとなった。

30年債利回りは第3四半期に146bp低下し、四半期ベースで は164bp下げた08年10-12月(第4四半期)以降で最大の低下 幅となった。

ツイストオペ

FOMCは9月21日、残存期間が長めの国債を4000億ドル購 入し、期間が短めの国債を同額売却する計画を発表した。

ドイツ銀行の金利調査世界責任者、ドミニク・コンスタム氏は5 日、電子メールで配布したリポートで、FOMCには10年債利回り を1.50%以下にするという「暗黙の目標」があると指摘した。

米労働省が6日発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整 済み)は、前週から6000件増加して40万1000件。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値は41万件だった。 前週は39万5000件(速報値39万1000件)に修正された。

◎NY金:続伸、商品や株式の上昇が手掛かり-終値1653.20ドル

ニューヨーク金先物相場は続伸。欧州の当局者がソブリン債危機 の抑制で前進しているとの楽観が広がり、商品や株が上昇したことが 背景。

商品24銘柄で構成するS&PのGSCI指数は一時2.6%高。 銅や銀がけん引した。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は、E CBがカバード債の購入と期間1年以上の長期資金の供給を再開する と発表した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レ シュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで、「金は昔ながらの商品 相場らしい値動きに戻った」と指摘。「現物需要が相場の支えになっ ている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比11.60ドル(0.7%)高の1オンス=1653.20ド ルで終了した。

◎NY原油:続伸、ECB総裁発言が翻弄-債券購入発表で買い

ニューヨーク原油先物相場は続伸。2日間の上げ幅は2月以来の 最大となった。欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が危機対応と して債券購入プログラムを発表したことが手掛かり。

トリシェ総裁はベルリンでの記者会見で、カバード債の購入と期 間1年以上の長期資金の供給を再開すると明らかにした。ソブリン債 危機の波及が脅威となっていることに対応した。原油はこれより先、 下落する場面もあった。同総裁がユーロ圏経済は「強い下振れリスク」 に直面していると述べたことが背景。

PFGベストの調査部門バイスプレジデント、フィル・フリン氏 (シカゴ在勤)は「市場はトリシェ総裁の発言に翻弄された」と指摘。 「最初は下落したが、ECBが一段の流動性を供給すると発表したた め値を戻した。刺激措置は需要と相場の両方にとって強気だ」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物11月限は前 日比2.91ドル(3.65%)高の1バレル=82.59ドルで終了。過去 2日間では9.1%高と、2月22-23日以来の大幅上昇となった。

◎欧州株:続伸、銀行の資本増強を期待

6日の欧州株式相場は続伸。域内ソブリン債危機封じ込め策で 各国当局が合意するとの観測や、イングランド銀行(英中央銀行)の 資産購入プログラム拡大が支援材料となった。

フランスの銀行、BNPパリバとクレディ・アグリコル、ナティ クシスが大幅高。同国政府が国内銀行の株式を取得する緊急計画の策 定作業を進めているとの仏紙フィガロの報道に反応した。世界最大の 鉱山会社、英・オーストラリア系のBHPビリトンは5.9%上昇。 金属の値上がりを好感した。ビール販売量で世界2位の英SABミラ ーも高い。世界最大の同業、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ(A B)インベブへの身売りに向け両社が交渉中との報道が手掛かり。

ストックス欧州600指数は前日比2.7%高の230.27。ユーロ 圏当局者らが銀行の資本増強計画を練っているとの期待から、ここ2 営業日で5.9%近く上げている。

マーケット・セキュリティーズの欧州チーフストラテジスト、ス テファーヌ・エコロ氏は「今の市場の楽観ムードは、ソブリン債と銀 行の両方の危機を収拾しようとする新たな取り組みで説明がつくかも しれない」と述べた。また、「イングランド銀行による資産買い取り 策の発表も良い動きだ。経済は依然としてソブリン債危機から派生す る下向きリスクに押されている」と説明した。

この日の西欧市場では、デンマークを除く17カ国で主要株価指 数が上昇。欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のバローゾ 委員長が、銀行の資本強化に向けた協調行動を同委が加盟国に提案し ていることを明らかにすると、相場はさらに上昇した。

英中銀はこの日開いた金融政策委員会(MPC)で、資産買い取 りプログラムの規模を2750億ポンド(約32兆3000億円)に拡大 することを決めた。ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト32人 を対象にまとめた調査では、MPCが資産買い取り枠を2000億ポン ドから拡大すると予想していたのは11人だけだった。

一方、欧州中央銀行(ECB)は定例政策委員会で政策金利を大 方の予想通り1.5%で据え置いた。トリシェ総裁はユーロ圏経済に は「強い下振れリスク」があるとの認識を示し、これを手掛かりに株 式相場は上げ幅を縮める場面もあった。

クレディ・アグリコルは5.3%高の5.44ユーロ、BNPは

8.6%上げ32.03ユーロ、ナティクシスは9%上昇の2.51ユーロ でそれぞれ取引を終了。フィガロ紙の報道を仏政府当局者は事実では ないとして否定している。BHPの終値は1882ペンス。SABミラ ーは7%高の2247.5ペンスとなり、2008年11月以来の大幅高。

◎欧州債:独2年債が下落、3週ぶり高利回り-利下げ観測後退

6日の欧州債市場でドイツ2年債相場が下落。利回りは3週ぶ り高水準となった。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を1.5%に据 え置いたことを受け、利下げ観測が後退した。

ドイツ10年債も安い。ECBのトリシェ総裁は債務危機対策と して市中銀行向けの1年以上の資金融資などを打ち出した。欧州各国 が銀行の資本増強に取り組んでいるとの観測が広がり、この日の欧州 の銀行株は続伸した。トリシェ総裁はベルリンで記者団に対し、政策 委員会が利下げの可能性について協議したことを明らかにした。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「利下げが実現しなかったことで市場にはやや 失望感があり、短期債が売られた」と発言。また、「非伝統的手段と 政策金利の相違点を強調することで、トリシェ総裁は来月に利下げを 実施する可能性も排除したようだ」と説明した。

ロンドン時間午後4時23分現在、独2年債利回りは前日比12 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.62%。一時 は15bp上げ0.65%と、8月8日以降で最大の上昇となった。同 国債(表面利率0.75%、2013年9月償還)価格はこの日、0.235 下げ100.25。独10年債利回りは10bp上げ1.94%。

スペイン10年債利回りは前日比9bp下げ5%。イタリア10 年債利回りは7bp低下し5.46%となった。

◎英国債:下落、中銀が資産購入再開、金利維持

6日の英国債相場は下落。10年債利回りは前日比3ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.38%。同国債(表面 利率3.75%、2021年9月償還)価格は0.225下げ112.015。2 年債利回りも3bp上げ0.62%。

ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS) がまとめた指数によると、英国債の年初来のリターン(投資収益率) はプラス12%。これに対しドイツ国債は8%、フランス国債は

5.8%となっている。

イングランド銀行(英中央銀行)はこの日、低迷する景気てこ入 れを目指し、資産買い取りプログラムを再開し、記録的低水準にある 政策金利を据え置くことを決めた。

ポンドは主要16通貨に対し全面安。英中銀は6日の金融政策委 員会(MPC)で、資産買い取りプログラムの規模を750億ポンド (約8兆8050億円)拡大し、計2750億ポンドに設定した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、 32人中21人がMPCが資産買い取り枠を2000億ポンドで維持す ると見込んでいた。残る11人は規模が少なくとも500億ポンド拡 大されると予想していた。政策金利についてのエコノミスト調査では、 53人全員がレポ金利は0.5%に据え置かれるとみていた。

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